ポルシェセンター福井 営業部課長 Tさん
新卒からずっと車業界で働いております。以前はベンツ、ポルシェ、プジョー等がすべて同じ会社で運営されており、後に分社化されました。そのため、メルセデスにいたこともありましたが、その後はポルシェに配属されました。ポルシェに入ってからは約15年くらいかなと思います。
車が好きで車業界に入社されたのですか?
そんなことないんです(笑)。車が好きというわけでもなく、受付職をしたいとも思っておらず、一般的な事務業務を想定して入社しました。最近になって「レセプショニスト」という名前が付いていますが、私たちは営業の方が接客する前のアシスタント的な役割を果たしています。ご来店されるお客様の中には緊張されている方もいらっしゃいますので、少しでも和らぐおもてなしを心がけています。しかし、車に関する知識がなければお客様からの質問にお答えできません。そのため、車について正確に説明できるようにもならないといけないと思い、色々と勉強していくうちにポルシェに対する興味が高まり、今では扱っている商品に魅了され、ますます好きになっています。初めから車が好きだったわけではありませんが、入社してから少しずつ魅力に引き込まれていきました。
入社してから、車の知識がかなり深まったのではないでしょうか?
そうですね、特にポルシェに入社してから、車に対する興味が急速に高まりました。ポルシェの性能を知るにつれて、その素晴らしさにますます感銘を受けますし、以前のグランプリを受賞させていただいた際にも言いましたが、「乗っていただけるとポルシェの良さが分かる」と思っています。お客様もとにかく車好きの方が多いため、お客様よりも多くの知識を持つ必要があると感じます。まだまだ勉強中ですが、知識を深めることで、ポルシェの素晴らしさがより一層理解できるようになってきたと感じます。
いつも新入社員の皆さんにお伝えしていることがありますが、私たちはお客様が来店された際に一番最初にお客様と出逢いますよね。お客様が私たちの会社の印象を持つのにわずか2秒しかかからないと言われています。その2秒で、この会社の良さを表現するには私たち自身しかありません。なので、その2秒に私たちのポルシェの想いを乗せて笑顔でご挨拶し、全ての方をお迎えすることがまず基本なんですけれども、「来店された時よりもお帰りになる時の方が笑顔であること」これはもう絶対です。そしてショールームにいらっしゃる間、私たちは目配り、気配り、心配り、この3つを常に意識していて、お客様をおもてなししています。オーナー様はもちろんなんですけど、初めて来店されたお客様、もしくは何度も何度も足を運んでくださる方、様々な方がいらっしゃると思うのですが、その全てのお客様との出逢いが、一度きりのチャンスだと思うんですよね。そこで良い印象を持っていただけたら、2回目も3回目も来ていただけますけど、その一瞬でダメって思われて離れてしまうと、もう二度と来ていただけないので。やはりその毎回、一瞬を大切にお迎えしますね。
多分、超負けず嫌いなんですよね。仕事だけでなく、何事も負けず嫌いなところがあります。
どういったところで負けず嫌いが発揮されるのでしょうか?
お客様からご指名いただけると、やはりそういったところでモチベーションを保てているのかなと思います。もっと気楽に仕事をやっても良いんじゃないのかなと言う人がいるかもしれませんが、私は適当にというのが分からなくて、どういうのが適当なのかな?どこが変なのかなと思います。(笑)多分、誰に負けるとかではなくて、自分に負けたくないんですよね。(笑)
受付業務は、お客様を迎えて電話を取ったりする一連の流れだと思っている方がほとんどだと思います。入社してくださる方も同じ思いを持って入ってくると思いますが、やはり一方通行ではなく、お客様とのコミュニケーションがやりがいの源だと感じています。もちろん、GP福井(ポルシェ)のファンになっていただくことが最大の課題ですが、お車の購入や修理の時以外でも、気軽にご来店いただけるお客様がとても増えています。車のことだけでなく、プライベートな相談して下さったり、信頼していただいているのかなと感じる瞬間があります。その時が一番接客のやりがいを感じるかもしれません。ですが、そのような状態に至るには本当に長い道のりがあると思います。そんな簡単にはいかないことがありますが、新卒で入ってくる方にはその感覚を得るまで頑張ってほしいなと思っています。
メーカーが開催している最優秀店を決定するイベントが毎年ありますが、そこにはお客様満足度などの部門も含まれており、それらをトータルしてベストデーラー賞を選定します。最近では3連覇しかできていなかったのですが、以前は7年連続で受賞していた時期もありました。やはりお客様満足度で1位になれる時はとても嬉しく、連覇することもまた喜びであり、それが励みになっています。
一番辛かったエピソードはありますか?
つらかったことは…今となってはあまり覚えていません。叱られたこと等ももちろんありましたが、今となっては全然覚えていないんです。(笑)嬉しいことの方が圧倒的に多いです!が、もちろん辞めたいと思ったことも正直ありました。お客様とのトラブルではなく、一生懸命やって頑張っているつもりでも、その想いとは裏腹に上手くいかないなと感じる部分もありました。それも今となっては具体的にはどんな内容だったかよく覚えていません。(笑)
趣味はゴルフです!たまに店舗の方と一緒にゴルフに行きますが、そこでも負けず嫌いが出ちゃいますね!何かやるとなるとやっぱり勝ちたいとなるんですよね。(笑)
私たちは、日本一愛される店舗を目指しています!他の店舗はライバルとなりますが、切磋琢磨してそれぞれが自社ブランドで1位になりたいと思っています。今いる年齢が若い受付の方々には、私たちが経験したことや私たちの想いを繋ぎ、バトンを受け継ぐ役割が私たちだと思っているので、現在はその役割を果たすために少しずつ進んでいる最中です。
私たちは全ての店舗でお客様から愛される、日本一のお店を目指しています。その中で、私自身もお客様から愛される存在でありたいと思っています。ですから、皆さんにもそのようなレセプショニストになっていただきたいなと思っています!